沈黙・サイレンス

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17世紀の江戸初期、キリシタン弾圧下の長崎

遠藤周作マーティン・スコセッシ監督による映画「沈黙」サイレンス。

映画を観ていたら、長崎 雲仙 平戸 生月 五島・・・

知ってる地名がパードレのセリフから聞き取れました。

キリスト教とゆうのは、社会の教科書に「フランシスコ・ザビエル」によって伝わったこと

天草四郎も本の中で見る名前くらいの感覚でしかありませんでした。



長崎に教会があること

お婆ちゃんがロザリオ持っていること

卵に絵を描くこと

狭くて暗い部屋の中で、見えない相手にどうでもいい罪を言うこと

クリスマスに、もみの木に色とりどりの飾りをすること・・・

どれもが普通の日常の出来ごとで、特にキリスト教について深く考えることもありませんでした。


隠れキリシタンとは何だったのか、初めて歴史を自分の先祖を知ったような

衝撃的な映画でした。

人間として扱われず家畜同然にしか見られていなかった農民たちが

初めて自分たちの人権を認めてくれた存在

それが、キリスト教の宣教師だったのでしょう。


窪塚洋介さん演じるキチジローとゆう男のことを、もっと知りたくなって

遠藤周作「沈黙」を読んでみました。

本を読んでも 答えは見えてきません。

何が正しくて 何が間違いなのか・・・ 時代によって、国によって その時の環境によっても

考え方や生き方の選択肢が変わってくる。

結局のところ、答えを求めても 誰も答えられないから「沈黙」なんだろうなぁ~

50年も昔に、この物語が書かれたこと この本が世界中で読まれているってことは

何百年前であっても、1000年昔であっても いつも時代も 答えは見つからず

「沈黙」のままなのでしょう。。。